学びの洞窟、卒業

アクション系が苦手で、かつフロムゲー初心者であるわたしの考える狭間の地を生きのびるためのキャラクター作成は、遠隔近距離どちらもイケる素性を見極めるところから。

まずはともかく10種類の素性すべてを触ってみましょう。ふむふむ、学びの洞窟がチューリアルなのね、最期にご登場のゴドリックの番兵を倒せば無事卒業と。

いやー、むずかしい。近距離とか遠距離とかそこを語る以前に、スルッとタゲが移動してしまうのであっちゃこっちゃ視点が動き、落ち着かない。懸命に武器をふるってもダメージは微々たるものだし、ここは一発決めたるぜ!と指示通りカウンター攻撃でズガーン!を狙うもこれがなかなか成功しない。

ローリングはすぐにうまくなりました。当たらなければどうということはない。ぐるんぐるん。しかしヒヨってむやみやたらと繰り出すせいで視点はさらに不安定となり敵を引き連れてヨロヨロした挙句、となりでそっと出番を待っていてくれた敵も巻き込んでの大乱闘からのボコボコです。

それでも何度も素性をかえリトライをくり返しようやく番兵氏のところまでたどり着けるようになったのは、ゲーム開始から2時間ほどたったころでした。

いやー、学びの洞窟はたしかに学びと気づきの場所だった。何度も無茶なアタックをしかけてくる褪せ人に彼らもとまどっていたんじゃなかろうか。あいつはこの先やっていけるのか、と。からくも番兵氏を打ち倒し満身創痍の体で意気揚々と洞窟内を闊歩する後ろ姿を眺めつつ、はるかむかしどこかでこれとおなじような感慨を味わったなあと首をひねることしばし。

……ああ、あれです、自動車教習所。何度もおちた仮免、もう止めろと叱られ続けた路上運転、緊張のあまり声も足も出なかった本免。やっともらえた免許証を手に鬼のような教官の目に涙が浮かんでいたのを見たとき、おかしな達成感につつまれたものでした。あれと同じです。本番はこれからなのにね。まあ結局運転の方は、混みあったコンビニでうまく駐車できなくて泣く泣くそのまま通り抜け、まっすぐ家路につくというわずか15分足らずの初ドライブにこりて10年ほど乗らなくなるわけですが。

閑話休題

ゲームの方はそうは言っていられません。フレンドさんたちの沼にはまった時と同じ叫び声を聞かされ続けてますから。わたしも早く沼に落ちたい。その一心です。というか操作を忘れそうでやめたくない。勢いのまま洞窟から飛び出し、リムグレイブへゴー!です。(あせるあまりSSを撮るこころの余裕はまったくなしでした)