沿岸日記005 憑依に崩れ落ちた日

ちょっとだけあまくみていたなぁと反省。長い年月を経て紡がれ続けてきたこの世界観を物見遊山観光気分で歩いてはいけなかった。それは緊張もとけ、長閑な雰囲気につつまれる中なんの前ぶれもなく唐突にはじまり次の瞬間には終わりを迎えていた。残忍とか冷酷とかそういう類ではなく、なにかもっとこう…

彼の中に満ちる憑依というなにかは、プレイヤーの思惑から大きく外れた暗がりでその鋭い爪を光らせて待ち構えている。そうして思いもかけない瞬間に現れ命を刈り取ってフッと姿を消す。いなくなってもなお強烈な存在感を示す憑依しているなにか。身のうちに巣食う得体の知れないなにかに抗いつつもその衝動に容易に傾きかける彼を見守るには、プレイヤー側に確固たるRPがないと太刀打ちできないなぁと。

沿岸日記は一旦幕を閉じる。この世界を知るところから始めよう。それにピタリとくる人物を考えてまた戻ってきます。